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イブキ育苗日記 その4 

2014.3.11

東日本大震災からあっという間の3年。

3月11日には、また福島県いわき市を訪問してきました。

1イブキ

約3か月ぶりに会うビッグママイブキです。
3月に入ってからの強風でいくらか枝葉を落としたようですが、全体的には現状維持、といったところでした。

でも、1年前の同時期に比べるとやや葉の色が悪いような・・
実も少ないように感じました。

子イブキたちも頑張っているけど、
やっぱりビッグママイブキも元気にしてあげたいです。



一番の原因は、やっぱりの問題かな。

イブキの所有者ご夫妻は、この場所で「息吹樹」という喫茶店を経営されています。
ビッグママイブキのまわりは喫茶店の駐車場になっていて、舗装されています。

都会の街路樹もそうだけど、枝張よりもずっと大きく張った根の上を舗装されてしまうのは、木にとってはつらいことなんです。
根っこは土壌中の水や養分を吸い上げるのが大きな役割ですが、呼吸もしています。
だから水も酸素も必要なんです。

ところが根のまわりをぎゅっと締め固められてしまうと、空気の気相が少なくなって窒息状態になってしまうのです。

でも喫茶店の大事な駐車場をなくしてしまうわけにはいかないので、コア抜きでブレスパイプでも入れるのが有効でしょうか。

イブキは海浜地に強い、とは言っても過酷な環境で耐えていることには変わりませんからね。
何とかして助けてあげたいものです・・




・・・と、
そんなことを思いながらこの日も子イブキづくりのための枝を採取。

下から見上げると、本当に大きい樹だな~と思います。

2イブキ



ビッグママの大枝切断痕の腐朽部からは
赤ちゃんイブキも顔を出してました。

5切断面から


このまま大きくなるのか楽しみだな。






さて、採取した枝葉を車に詰めて
福島から一路埼玉へ!!


今回は、
この採取した枝葉をそのまま埼玉県の笠原園芸さんの温室に届けます。
新たに子イブキづくりにご協力いただける方で、シクラメンの生産者さんです。

3笠原園芸 色とりどり!


笠原園芸のご主人、笠原勇さんにとってきたばかりのイブキの枝葉を見せると、母樹自体に元気がないから枝葉にも勢いがない、挿し木でちゃんと発根するかどうか・・とのこと。

でも、ダメもとでも何とかお願いします!!とお預けさせてもらいました。
カイヅカを台木に接ぎ木で徒長枝をとるか、根接ぎを試すのも有効かな・・と、
色々試してくださるそうです。

半分はお持ち帰りですが
生産者さんはプロですから、心強いです!!
よろしくお願いします!




 ○ ○ ○ ○ ○


ところで、今回のいわき訪問でも立ち寄りしたいわき・ら・ら・ミュウでは、こんな展示をやっていました。

4ららミュウ

「忘れたいこと 忘れられないこと 忘れてはいけないこと」



涙が出てしまいます。

震災からまる3年目、2014年3月11日の波立海岸はちょっと肌寒かったけれど、
とてもおだやかな日で、私は海を見ながらひっそりと黙祷を捧げてきました。


(佐藤 舞)


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