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「樹木医と歩く」雑司が谷散歩報告

前日までお天気が心配でしたが、晴れ女の面目躍如。なんとか良い天気にすることができました。
本当に散策にはもってこいの気候で、みなさんに気持ちよく過ごしていただけました。

今日はお待ち兼ねの雑司が谷散策です。当会のイベントによく参加してくださる星跡堂 Seiseki-dou @Zoushigayaさんのリクエストで実現しました。

都電が走るしっとりとした雰囲気の町です。大鳥神社を出発するとすぐに、その都電をくぐる場所があります。都内唯一!下から見える都電だそうです。
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線路沿いにはコムラサキシキブがあります。紫の実が愛らしいですね。
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雑司が谷霊園に向かう道には、かつて川だったところも。今は大きなケヤキが街路樹になった道路です。
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関東はケヤキが良く育ちますね。土壌の関東ロームが柔らかく根が張りやすいからではないかと推測します。ケヤキの葉が落ちているのを見ると、葉っぱと種がワンセットになっているのがわかります。葉で風を受けて種を遠くに飛ばすためです。色んな工夫をしていますね。
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雑司が谷霊園は古くからの墓地のため、有名人、著名人のお墓がたくさんあります。
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夏目漱石や、竹久夢二、ジョン万次郎や、日本で初の女医さん荻野吟子さんのお墓などがあります。今日の参加者の方の墓所もあったりで、お墓と言うより、観光名所めぐりみたいな感じです。
ココは基本的に都の管理施設なので、美しい庭園墓地があるとかではなく、古い木はあまり歓迎されていないとのこと。
しかし、墓地にはケヤキやイチョウ、色んな樹木があって、それが墓地全体をとても雰囲気良くしてくれています。趣があって、歴史を十分に感じさせるのです。木があるのと無いのでは墓地のイメージも全然違うと思いますよ。絶対あったほうが良い!!!

さてさて、古いお墓ですので、かつては土葬だったのでしょう。たくさんのシキミが植わっています。シキミは有毒植物で、犬が掘り起こさないように植えられていたとのこと。料理に使われるハッカクと似ているので要注意です。花は綺麗なんですけどね。

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難を転ずるナンテンは、面白い葉っぱ。この一見何枚にも見える葉っぱは一枚の葉です。
葉っぱとは、次の芽が出てくる位置までを指して1枚と数えるのです。
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キンモクセイの樹皮。三角の小さな模様が特徴です。樹によって色んなデザインがあるのが本当に面白いです。冬にかけてはこの樹皮を観察するのも楽しみの一つです。
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ドングリも最盛期です。シイのどんぐりはそのままでも美味しい。皆さん試食に挑戦!
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イイギリの橙色の実が秋らしいです。南国出身の植物。
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モッコクにはハマキムシ。私の本にも紹介しています☆(「樹を診る女のつぶやき」熊日出版

プラタナスは芽を隠しています。みんなで一生懸命探すけどないわけです。
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そして珍しかったのは本物のサザンカがありましたよ!良く見るピンクのサザンカはタチカンツバキといって品種改良されたもの。この白い花が元々のサザンカです。素朴で愛らしいですね。大好きです。
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そして、江戸時代からある墓地らしい風情も紹介してもらいました。石仏とケヤキが一体化しています。ケヤキに魂が宿っているかのようです。
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さてお次は鬼子母神へ。ココのケヤキはかつて私もピカスで調査したことがあります。
参道はやはりちょっとケヤキには苛酷な環境でして。根を切り枝を切でだいぶ痛んでおります。歴史と現代の暮らしをなんとかバランスとりたいですよね。
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鬼子母神では七五三の家族連れもたくさんいて、賑やかな様子でした。
秋の雑司が谷はとても風情があって、みなさん、お団子でエネルギー入れなおした後、さらに足を伸ばして散策に出かけてしまったほどです。
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今回もご参加有り難うございました。

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