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津波に耐えたマツ林とイブキ 被災地調査前編

東日本大震災から3ヶ月が過ぎました。
まだまだ多くの方が大変な生活を送っていらっしゃるところだと思います。
重ねてお見舞い申し上げます。

先日やっと、わたしたちも、NPOとして今後の支援活動の方法を考えるべく、被災地を調査してきました。
多くはまず生活の復旧のための支援ですが、当会に御協力いただいている方からも、我が会ならではの支援をした方がよいのでは、とすすめられ、被災地の樹木や自然を保護して守るプロジェクトを進めたいと考えています。

すでに高田の松原の1本マツは多くの専門家が取り組んでいます。支援の手も多くあるだろうということから、私たちは福島のほうに目を向けることにしました。
原発の問題もあるし世界的に福島は大変心配されているところです。
放射能の影響についてははっきり言って現段階ではまったくわかりません。
今回は津波での塩害を中心に、国営林の被害などを見て回ることにしました。

いわき駅に着いたら、立派で大きくて新しくて、震災の影響を全く感じさせない様子でした。
P1100465.jpg


私たちはまず久之浜町方面に北上し、海岸線を確認することにしました。
車で移動していくと、瓦礫の山が積んであったり、1階だけ崩壊している家屋、転がった船、営業していない旅館など、やはり震災のつめ痕が確かにあるのがわかります。

P1100466.jpg

P1100470.jpg


今回の被害をまとめた地図を頼りにします。

国土地理院
http://danso.env.nagoya-u.ac.jp/20110311/

コレを見ると不思議なことに、殆どの神社やお寺は津波を見事に避けている場所に立地しています。まさにぎりぎりのラインを取っているのです。
長い歴史で神社やお寺は災害が及ばない場所をちゃんとわかっているのだとしか思えない現象ですね。

そして、最初からすごいものに出会いました!


イブキの大木です。これほど大きいのはそれだけで珍しいのに、なんと津波を被っているのにも関わらず全く無傷で元気いっぱいなのです。
P1100472.jpg


イブキ(伊吹、学名:Juniperus chinensis)は、ヒノキ科ビャクシン属の常緑高木

ここにも目立たないけど大災害を乗り越えた勇者がいたんです!

周囲のマツはすっかり真っ赤なのですが、イブキは本当に津波を被ったのだろうか?と思わせる様子です。
P1100473.jpg


近所のおじさんに話を聞くと、確かに7メートルものの津波が押し寄せたそうです。
始めは「人の不幸を取りに着たのか?」と言ってたおじさんも、私たちが樹木の調査に来たのだとわかると、イブキのことを称えていました。

実はコレほどまでに潮に強いとは全然認識していませんでした。イブキさんゴメンナサイ。本当に見事なイブキです。

P1100475.jpg


その側には「息吹樹」という飲食店がありましたがもちろん閉店中。
お店を津波が直撃した痕があります。
息吹樹の名のとおり、あらたに息を吹き返して欲しいですね。

P1100486.jpg


この側にあった波立(はったち)神社もイブキが見事でした。
被害が少なくて驚きです。

P1100494.jpg

P1100498.jpg


ツワブキにハマヒサカキ、シャリンバイ。潮に強いおなじみの植物はしっかり生育しています。知ってはいたけど改めて凄さを感じました。

P1100496.jpg

P1100511.jpg



これから災害に強い街づくりに、寺社仏閣をキーポイントとして見直すのは案外必要なんじゃないかと思いました。


被災地樹木調査は、まずは、力強いイブキが出迎えてくれて、私たちはかなり希望を持ちました。

後編に続く
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