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7/15 ご神木 土壌調査 報告

7/15市川八幡神社にて、皆さまのご協力により、ご神木の生育基盤である、土壌の構造、根の張り具合、透水性を確認しました。
その結果をご報告します。


*土壌の構造
1m×1mの範囲で土壌を掘削し、土壌断面を観察しました。

IMGP0375 縮小 30


結果、ご神木の立地場所の土壌は2回、盛土された跡がありました。



土質は、腐植の極めて少ない山砂です。

IMGP0377 縮小


さらにその下層を調べるため、長谷川式検土杖を用いて調べたところ、地上から深さ2.8mまで山砂、さらに下層は貝混じりの海砂でした。

IMGP0391 縮小

一般的な森林土壌と比較すると、とても腐植の少ない立地環境に生育している事がわかります。


*透水試験
長谷川式 現場透水試験を使用して調査しました。
神社境内、2箇所掘削し注水し、20分後、40分後の各時間帯で、水の引き具合を計測。

IMGP0383 透水状況 縮小

結果、土壌の排水性は「良好すぎ」でした。(最終減水能 300mm/hr以上)
透水性に問題はないですが、むしろ良好すぎるため、土壌に保水力がなく、常に乾燥した土壌状態にある事がわかりました。


*根系調査
土壌断面から観察すると、直径1~3cmの細根は、地上から深さ30~80cmの間に多く分布していました。
しかし3cm以上の太根は、深さ40~50cmの間に腐朽したものが1本、出てきただけでした。

IMGP0372 太根 縮小


☆今後の治療方針
土壌は腐植の少ない、乾燥しやすい山砂が主体でした。
よって、根系は十分発達できず、常に踏圧状態である事が想定されます。

しかしクスノキ特有の、樟脳の香りのする生きた細根が多く見られたため、
今後、土壌改良によってこれらの根を活かし、根系の発達を促すことにより、回復が見込まれると思われます。

土壌改良は保肥力・保水性を高め、根の伸張を促す、有機質土壌改良材の設置、
土壌液材の灌注を検討しています。


☆最後に
ご協力して下さいました皆さま、本当にありがとうございました。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

集合 縮小


なお今回、土壌調査で掘削を行った場所には、‘株式会社 花ごころ’さんより寄付して下さいました、土壌改良材を混合して土の埋め戻しを行いました。
商品名は、‘スーパーまくだけ土壌改良材’といい、主要成分はココナッツファイバー、緩効性肥料、嫌気性有機肥料などです。
土壌の団粒化を促進し、土壌の保肥力を改善、透水性、保水性を高める効果が期待されるとの事です。
効果が楽しみです。

‘株式会社 花ごころ’さんのホームページは以下の通りです。
http://hanagokoro.co.jp/

本当にありがとうございました。


IMGP0401 透水試験 縮小










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